北八ヶ岳に位置し、標高1500m地帯に手つかずの自然が残る八千穂高原。火山活動によってできた台地で、およそ200haもの広大な土地を50万本もの白樺が群生しています。夏は冷涼な気候で過ごしやすく、首都圏からの観光客で賑わいを見せます。そんな高原の麓に笹崎牧場は位置し、冷涼な気候と北八ヶ岳の大地のめぐみを活かして営農しています。
ジャージー牛について
ジャージー牛とはイギリスにあるジャージー島が原産のウシの品種です。
体毛は茶色で好奇心が強く人懐っこい性格をしています。
一般的なホルスタイン種に比べ体が小さく、生産乳量はホルスタインの半分から三分の二ほどと牛乳の大量生産には向いていません。そのため、日本全国の乳牛頭数のうち、ジャージー牛は1%以下しかいません。
ジャージー牛乳の特徴
しかし、そのミルクは乳脂肪分をはじめ、カルシウム、タンパク質、乳糖、ビタミンなどの栄養成分がホルスタイン種のミルクと比較して多く、濃厚な風味とコクを味わうことができます。
淡い黄色みをおびたそのミルクは“ゴールデンミルク”とも呼ばれ愛されています。
八ヶ岳の恵みを生かした酪農
北八ヶ岳に位置し、標高1500m地帯に手つかずの自然が残る八千穂高原。火山活動によってできた台地で、およそ200haもの広大な土地を50万本もの白樺が群生しています。夏は冷涼な気候で過ごしやすく、日本でも有数の透明度を誇る白駒池を中心に首都圏からの観光客で賑わいを見せます。そんな高原の麓に笹崎牧場は位置し、冷涼な気候と北八ヶ岳の大地のめぐみを活かして営農しています。
北八ヶ岳山麓の肥沃な大地で栽培したトウモロコシ
笹崎牧場では自社圃場にて毎年デントコーンを栽培しており、収穫後に発酵させて(サイレージと呼ぶ)保存し、通年で牛たちに与えています。芳醇な香りのサイレージに牛たちは喜び、毎日お腹いっぱいになるまで食べています。
地域環境に配慮した土作り
笹崎牧場では、自社圃場にて栽培するトウモロコシを使って牛を飼育し、その牛の糞尿を堆肥に加工して再び飼料の生産に使用するという「循環型酪農」に取り組み、地域環境への負荷低減に配慮しています。
千曲川上流から汲み上げた透き通った水
八ヶ岳連峰の丸山に位置し、日本でも有数の透明度を誇る白駒池。その周囲一帯の湿原を水源とし、八千穂高原を流れ千曲川に注ぐ河川を大石川と呼びます。笹崎牧場ではその大石川の伏流水を組み上げ、牛の飲水に使用しています。
笹崎牧場のジャージー牛乳
当社の生産するジャージー牛乳は(株)ヤツレンへ出荷され、管内のジャージー酪農場(計5牧場)と合わせ飲用乳、ヨーグルトなどに製品化されています。
長野県内では「ツルヤ」、首都圏では「オーケー」で主に販売されています。